DIAM投資のソムリエDCはゴミ?評判と5年リターンを解析

企業型確定拠出年金やiDeCoで運用商品を選ぼうとしたとき、DIAM投資のソムリエDCという名前を目にしたことがある人は多いのではないでしょうか。一見するとプロがうまく運用してくれそうな名前ですが、実際のところ評判はどうなのか、掲示板などでゴミと言われている理由はなんなのか気になりますよね。特にここ数年のチャートを見ると、なぜか株高なのに上がらない、むしろ下がっているという不思議な動きをしていて不安を感じている方もいるかもしれません。信託報酬に見合った利回りが本当に出ているのか、それとも思い切ってスイッチングや解約を検討すべきタイミングなのか、私なりに調べてみたことをまとめてみます。

DIAM
  • DIAM投資のソムリエDCが掲示板などで批判される構造的な理由
  • 信託報酬と実質的なリターンが見合っているかの検証結果
  • 基準価額が上がらない原因と過去5年間のパフォーマンス推移
  • 現在保有している人が検討すべきスイッチングや解約の判断基準
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DIAMの投資のソムリエDCの評判と実態

まずは、このファンドが具体的にどのような評価を受けているのか、そして実際の数字はどうなっているのかを掘り下げていきましょう。名前のイメージとは裏腹に、結構シビアな現実が見えてきました。

信託報酬と実質コストの評価

投資信託を選ぶ上で絶対に無視できないのが、保有しているだけでかかり続ける「信託報酬」などのコストです。投資のソムリエDCの場合、このコスト設定が運用成績に対して割高ではないかという声がよく聞かれます。

具体的に見ていくと、このファンドの信託報酬は年率1.21%(税込)程度に設定されています。最近のインデックスファンドが0.1%〜0.2%程度の低コストで提供されていることを考えると、これはかなり強気な価格設定と言えるでしょう。例えば100万円預けていたら、運用がプラスでもマイナスでも毎年1万2千円以上が引かれる計算になります。

コストの重みについて

安定運用を目指すファンドの場合、目標とするリターン自体が低めに設定されることが多いです。仮に年率2%の利益が出ても、そこから1.21%の手数料が引かれると、手元に残る利益はわずか0.8%程度になってしまいます。手数料が利益の半分以上を持っていってしまう構造になりがちなのです。

掲示板でゴミと批判される理由

ネット上の掲示板やSNSで検索してみると、衝撃的なことに「ゴミ」という強い言葉で批判されているのを目にします。なぜこれほどまでに辛辣な評価を受けてしまっているのでしょうか。

その最大の理由は、「期待値とのミスマッチ」と「機会損失」にあると私は見ています。「ソムリエ」という名前から、プロが良いタイミングで売買して利益を出してくれることを期待して買ったのに、世界的な株高の局面で全く恩恵を受けられなかったという不満が爆発しているようです。

ユーザーの不満の声の傾向

「コロナショック後の回復局面で現金のまま持っていたため、株価上昇に乗れなかった」「手数料だけ高くて定期預金と変わらない」といった、機会損失に対する怒りの声が多く見受けられます。

チャートが示す基準価額の推移

論より証拠、実際のチャートの動きを見てみましょう。通常、世界経済が成長していれば右肩上がりになるはずのグラフが、投資のソムリエDCに関しては少し違った動きをしています。

特に注目したいのは、2020年のコロナショック以降の動きです。多くの株式ファンドがV字回復をして最高値を更新していく中で、このファンドは横ばい、あるいはジリジリと下げる場面が目立ちました。これは、リスクを回避するために資産を現金化したタイミングが、相場の回復期と重なってしまったことが影響していると考えられます。

利回りがマイナスになる原因

では、なぜ世界的に株価が上がっている時期に、利回りがマイナスになってしまうのでしょうか。その原因は、このファンド特有の「徹底した守りの仕組み」が裏目に出た可能性があります。

このファンドは基準価額の変動リスクを年率4%程度に抑えることを目標にしています。相場が荒れると判断すると、自動的に株式などを売却して現金や短期金融資産に逃げる設計になっています。しかし、近年のような「インフレで株も債券も同時に下がる」ような相場や、「急激な円安」が進む局面では、この守りの姿勢が逆に仇となりました。

特に、為替ヘッジを行っている場合、円安になってもその恩恵(為替差益)を受けられません。それどころか、日米の金利差が開くと「ヘッジコスト」という見えないコストが重くのしかかり、運用成績を押し下げる要因になってしまうのです。

最新の運用成績と元本割れ

直近のデータを確認してみると、厳しい現実が浮き彫りになります。もちろん集計する期間によって多少の数字のブレはありますが、5年リターンがマイナス圏で推移している時期がありました。

期間 リターン(年率目安) 評価
1年 +3% 前後 回復傾向だが物足りない
3年 +1% 前後 手数料負けギリギリ
5年 マイナス圏 実質的な資産減少

※数値は市場環境により変動します。最新情報は必ず目論見書等でご確認ください。

「5年間預けてマイナス」というのは、資産形成期にある現役世代にとってはかなり痛い結果です。これが、多くの加入者が失望している最大の要因と言えるでしょう。

DIAMの投資のソムリエDCは解約すべきか

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ここまで厳しいデータを見てきましたが、では今すぐ解約したりスイッチングしたりするのが正解なのでしょうか。実は、このファンドにも「使いどころ」がないわけではありません。今後の戦略について考えてみましょう。

暴落に強いというメリットの真偽

ここまでデメリットばかりを挙げてきましたが、公平に見ればメリットもあります。それは「大暴落時のクッション性能」です。

リーマンショック級の金融危機が起きた際、株式ファンドが30%〜50%も暴落する中で、このファンドは数%の下落で耐える可能性があります。実際に過去の暴落局面では、他と比較して下落幅が小さかった実績もあります。「絶対に資産を減らしたくない」「夜も眠れないような変動は嫌だ」という超保守的な方にとっては、この防御力は魅力になるかもしれません。

このファンドが向いている人

・あと数年で定年退職を迎えるため、資産を大きく減らすリスクを絶対に避けたい人

・定期預金よりは少しだけマシならOKと割り切れる人

他のDCファンドとの比較

もしあなたが20代〜40代で、老後までまだ時間があるなら、他のファンドと比較してみることを強くおすすめします。例えば、同じバランス型でも「インデックス型」のバランスファンドと比較してみましょう。

「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」などの低コストなインデックスファンドは、信託報酬が0.1%台と安く、市場の成長に合わせて資産が増えていく設計になっています。ここ数年の成績を見比べると、投資のソムリエDCとのリターンの差は歴然としています。「守りすぎて増えない」vs「適度にリスクを取って増やす」という違いが、長期では大きな資産額の差になって現れます。

スイッチングや解約のタイミング

「じゃあ今すぐ変えよう」と思った方、ちょっと待ってください。スイッチング(預け替え)にはタイミングも重要です。DC制度では、商品を売却して現金化し、新しい商品を買うまでに数日のタイムラグが発生します。

ですが、もしこのファンドを何年も持っていて「含み損」が出ている状態だとしても、今後このファンドが急激に回復して元を取り戻してくれる可能性は、その設計上あまり高くありません。なぜなら、相場が良くなっても慎重に投資するスタイルだからです。「サンクコスト(埋没費用)」にとらわれず、将来のために早めに見切りをつけるのも一つの合理的な判断かなと思います。

今後の見通しと回復の可能性

今後の見通しですが、世界的に金利が高止まりし、インフレが続く環境下では、このファンドのような「債券重視・為替ヘッジあり」の戦略は引き続き苦戦する可能性があります。

もちろん、運用会社側もモデルの改良を行っているはずですし、相場が完全に落ち着けば、かつてのような安定したリターン(年率2〜3%程度)に戻るかもしれません。しかし、それが信託報酬を差し引いた後に十分なプラスになるかは、慎重に見極める必要があります。

おすすめの乗り換え先と出口戦略

最後に、もしスイッチングをするならどこが良いのか、一般的な考え方をお伝えします。

  • 20代〜30代の方:

    リスクを取れる期間が長いので、思い切って「全世界株式」や「先進国株式」などのインデックスファンドへ。一時的な下落があっても、20年後には大きく育っている可能性が高いです。

  • 40代〜50代前半の方:

    株式ファンドを中心にしつつ、一部を低コストな「バランス型ファンド」に振り分けてリスクを調整するのも手です。

出口戦略の重要性

確定拠出年金は「60歳まで引き出せない」制度です。目先の数年の動きに一喜一憂するのではなく、ゴール時点でどうなっていたいかを逆算して商品を選ぶのが鉄則ですね。

DIAMの投資のソムリエDCの総括

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結局のところ、DIAM投資のソムリエDCは「悪い商品」というよりは、「今のインフレ・円安の時代に合っていない商品」という評価が適切かなと思います。守備力は高いですが、攻撃力が極端に低く、装備(コスト)が重い。そんなイメージです。ご自身の年齢やリスク許容度に合わせて、本当にこの「守り」が必要なのか、一度冷静に見直してみる良い機会ではないでしょうか。

※本記事は個人の見解であり、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません。投資の最終判断はご自身の責任において行ってください。

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