政治家の高市早苗氏について、「高市早苗 旦那 病気」と検索する方が増えています。夫である山本拓氏を襲った突然の病名や、高市氏が一人で担う壮絶な介護の現実、そしてその苦労は多くの関心を集めています。また、二人の複雑な結婚歴や、一度の離婚を経て復縁に至った夫婦の背景、さらに実子はいないものの養子ではなく連れ子の子供との関係など、山本氏との家族の形も注目されています。この記事では、これらの点について詳しく解説します。
この記事を読むことで、以下の内容が分かります。
- 旦那である山本拓氏を襲った病気の詳細
- 高市氏が語る壮絶な介護生活の実態
- 離婚から復縁に至った夫婦の複雑な経緯
- 血縁を超えた子供たちとの家族の絆
高市早苗の旦那を襲った病気と現在の状況

- 夫は元衆議院議員の山本拓氏
- 旦那の病名は脳梗塞で右半身不随に
- 高市氏が語る壮絶な介護の現実
- 公的支援を受けられない介護の苦労
夫は元衆議院議員の山本拓氏
高市早苗氏の夫は、同じく政治家として活動していた山本拓氏です。山本氏は1952年7月7日生まれで、福井県鯖江市出身の元衆議院議員です。
法政大学文学部を卒業後、鯖江青年会議所理事長や福井県議会議員を経て、1990年に衆議院議員総選挙で初当選しました。その後、自由民主党からの離党や復党を経験しながら、通算で8期にわたり衆議院議員を務め、第1次安倍内閣では農林水産副大臣も歴任しています。
父の山本治氏も鯖江市長や福井県議会議長を務めた政治家一家に生まれ、長男の山本建氏も福井県議会議員として活動しており、親子三代にわたる政治家の家系です。このように、山本拓氏は高市氏と同様に、長年にわたり日本の政治の第一線で活躍してきた人物です。
旦那の病名は脳梗塞で右半身不随に
山本拓氏は、2025年に入ってから脳梗塞で倒れました。報道によると、治療が遅れた影響もあり、後遺症として右半身不随の状態になったとされています。
このため、日常生活の多くの場面で介助が必要な状況になりました。かつては調理師免許を持ち、家庭では料理を担当することもあった山本氏ですが、病によって生活が一変した形です。
高市氏は2025年5月の講演会で、夫が脳梗塞で倒れた事実を公表しました。政治家として多忙な日々を送る中で、夫が突然病に倒れたことは、高市氏にとっても大きな出来事であったと考えられます。脳梗塞は誰にでも起こりうる病気ですが、後遺症が残るケースも少なくなく、ご本人と家族の生活に大きな影響を与えることが分かります。
高市氏が語る壮絶な介護の現実
高市氏は、講演会で夫である山本拓氏の介護を一人で担っている壮絶な現実を明らかにしました。公務から帰宅すると、まず山本氏の食べこぼしの掃除から始まる日常を語っています。
特に身体的な負担が大きいのが入浴介助です。高市氏は「私よりはるかに身長の高い家族を背中に担ぎながら、風呂場に行って頭から身体のすみずみまで洗って…」とその大変さを具体的に説明し、「これが一番身体にこたえます」と心境を吐露しています。
60代の女性が自分より体格の大きな男性を介助することの負担は、想像を絶するものがあるでしょう。かつて料理を担当していた夫に代わり、3食の準備から身の回りの世話まで全てを一人で行う日々は、精神的にも肉体的にも極めて過酷な状況であることがうかがえます。
公的支援を受けられない介護の苦労
高市氏の介護生活をさらに困難にしている一因が、公的な介護サービスを利用できていない点にあります。この理由について、高市氏は山本氏本人の意向が関係していると説明しました。
講演では「絶対に介護保険を使わないとか、訳のわからないことを言っているものですから、公的な支援が受けられない」と語っており、夫の頑固な一面が、外部のサポートを得る上での障壁となっているようです。元衆議院議員としてのプライドが、公的支援の利用をためらわせている可能性も考えられます。
本来であれば、介護保険サービスを利用することで、介護者である高市氏の負担は大幅に軽減されるはずです。しかし、本人の意向を尊重せざるを得ないため、高市氏は心身ともに大きな負担を一人で抱え込む状況に置かれています。これは、多くの在宅介護家庭が直面しうる問題の一つと言えるかもしれません。
高市早苗と旦那の病気を支える複雑な夫婦関係

- 夫婦の馴れ初めと過去の結婚歴
- 政治スタンスの違いによる一度目の離婚
- 落選を機に関係が修復し復縁へ
- 離婚と再婚を経験した夫婦の現在
- 実子はいないが3人の子供がいる
- 養子ではなく夫の連れ子と良好な関係
夫婦の馴れ初めと過去の結婚歴
高市氏と山本氏の出会いは、高市氏が2003年の衆院選で落選していた時期にさかのぼります。当時、高市氏の秘書を務めていた弟の就職先として、山本氏の事務所が受け入れたことが縁となりました。
その後、2004年に山本氏からのプロポーズを受け、二人は結婚します。高市氏にとっては43歳での初婚でした。一方、山本氏には一度結婚歴があり、最初の妻との間に1男2女がいました。したがって、山本氏にとってはこれが再婚となります。
政治家同士の結婚は当時も注目を集めましたが、その出会いは意外な形であったことが分かります。落選という苦しい時期に得た縁が、その後の二人の人生を大きく結びつけるきっかけとなったのです。
二人の関係性の年表
年月 | 出来事 |
2004年 | 高市氏と山本氏が結婚 |
2017年7月 | 政治的スタンスの違いを理由に離婚 |
2021年9月 | 自民党総裁選で山本氏が高市氏を支援 |
2021年10月 | 山本氏が衆院選で落選し、政界を引退 |
2021年12月 | 二人が再婚。山本氏が高市姓に改姓 |
2025年 | 山本氏が脳梗塞で倒れ、高市氏が介護を開始 |
政治スタンスの違いによる一度目の離婚
高市氏と山本氏は、2017年7月に一度離婚しています。その理由として公表されたのは「政治的スタンスの違い」でした。
一般的な性格の不一致ではなく、政治家夫婦ならではの理由が離婚の背景にありました。山本氏の長男である山本建氏も、離婚原因は政策の不一致であったと証言しています。共に国会議員として活動する中で、譲れない信念や政策上の方向性の違いが、夫婦関係を続ける上での大きな障壁となったようです。
高市氏は離婚を発表した際、「私生活では円満に楽しく過ごしてきた」としながらも、「それぞれに信念を貫いて政策活動に没頭したい」と説明しました。お互いの政治家としての道を尊重した結果の決断であり、関係が悪化した末の離婚ではなかったことがうかがえます。
落選を機に関係が修復し復縁へ
一度は別の道を歩むことになった二人ですが、関係修復の転機となったのは2021年の出来事でした。この年の自民党総裁選挙に高市氏が出馬した際、元夫である山本氏が支援を公表したことで、二人の距離が再び縮まります。
そして、決定的なきっかけとなったのが、同年10月に行われた衆議院議員総選挙です。この選挙で山本氏は落選し、議員としての立場を失いました。長男の山本建氏は、父が議員でなくなったことで、かつての離婚理由であった「政策の不一致」という障壁がなくなったと分析しています。
政治家という共通の立場がなくなったことで、二人は純粋なパートナーとして再び向き合うことが可能になったのかもしれません。そして、選挙後の2021年12月、二人は再婚を発表しました。
離婚と再婚を経験した夫婦の現在
再婚に際し、一つ大きな変化がありました。それは、山本拓氏が高市姓に改姓し、戸籍上の名前が「髙市 拓」となったことです。一度目の結婚では高市氏が山本姓になりましたが、二度目の結婚では逆の形を選択しました。
選択的夫婦別姓に反対の立場を取る高市氏ですが、夫婦のどちらかの姓を選択するという現行制度の中で、今回は夫が姓を変える決断をしたことになります。政治家としての活動名と戸籍姓が異なる状況を経験した上で、二人にとって最善の形を選んだ結果なのでしょう。
このように、離婚と再婚、そして改姓という複雑な経緯を経て、二人は再び夫婦としての道を歩み始めました。その矢先に山本氏が病に倒れ、現在は高市氏が介護を担うという新たな局面を迎えています。
実子はいないが3人の子供がいる
高市早苗氏には、自身が出産した実の子供はいません。その背景には、過去に婦人科系の病気を患い、手術を経験したことがある、と本人が明かしたことがあります。子供を望んでいたものの、授かることが難しい状況にあったようです。
しかし、高市氏には3人の子供がいます。これは夫である山本拓氏が、最初の妻との間にもうけた連れ子です。家族構成は長女、長男、次女の3人で、高市氏が山本氏と結婚した際には、すでに全員が成人していました。
血のつながりはありませんが、高市氏は自身のブログなどで「素直でかわいい息子や娘がいることが幸せ」と語っており、子供たちとの関係が良好であることが分かります。実子がいなくても、温かい家庭を築いている様子がうかがえます。
養子ではなく夫の連れ子と良好な関係
高市氏の3人の子供は、法律上の養子縁組を結んだ養子ではなく、夫の連れ子という関係です。しかし、その絆は非常に深いものがあります。
特に、長男の山本建氏は福井県議会議員として活動しており、高市氏は彼の政治活動を母親のように支え、応援しています。また、子供たちが結婚し、孫が生まれてからは、高市氏は4人の孫を持つ「おばあちゃん」になりました。初孫が誕生した際には、涙を流して喜んだというエピソードも報じられています。
血縁という形にこだわらず、家族として深い愛情と信頼関係を築いていることが分かります。政治家としての厳しい顔とは別に、家庭では孫の成長を喜ぶ優しい一面を持っているようです。
まとめ:高市早苗の旦那の病気と夫婦の形

- 高市早苗氏の夫は元衆議院議員の山本拓氏
- 山本氏は2025年に脳梗塞で倒れ、右半身不随の後遺症が残った
- 高市氏は現在、公務と両立しながら一人で山本氏を在宅介護している
- 特に体格差のある入浴介助に大きな身体的負担を感じていると語る
- 山本氏本人の意向で介護保険サービスを利用できず、高市氏の苦労が増している
- 二人は2004年に結婚したが、高市氏は初婚、山本氏は再婚だった
- 山本氏には前妻との間に長男、長女、次女の3人の連れ子がいる
- 2017年に「政治的スタンスの違い」を理由に一度離婚
- 2021年の自民党総裁選で山本氏が高市氏を支援したことを機に関係が修復
- 同年、山本氏が衆院選で落選したことで、離婚理由の障壁がなくなり再婚に至った
- 再婚の際、山本氏が高市姓に改姓し「髙市 拓」となった
- 高市氏に実子はいないが、3人の連れ子との関係は良好
- 子供は養子ではなく、血縁を超えた家族としての絆を大切にしている
- 現在では4人の孫がおり、「おばあちゃん」として慕われている
- 離婚と再婚、そして介護という多くの困難を乗り越え、夫婦として支え合っている