ロレックスのデイトナ、その中でも「エルプリメロ」搭載モデル(Ref. 16520)って、すごく魅力的ですよね。もう生産が終わっているのに、今でも探している人が本当に多いモデルです。
私自身も興味があって調べてみたんですが、「ロレックス デイトナ エルプリメロは、いったいどこで買えるんだろう?」とか「もし持っていたら、どこで売ってるのが一番いいのかな?」って、疑問だらけでした。
正規店ではもう新品は買えませんし、中古市場で探すといっても、偽物じゃないかとか、見分け方がわからないという不安もありますよね。それに、P番やブラウンアイといった希少モデルの存在や、後継機の116520との違い、さらには最新の買取相場など、知っておくべきことが多すぎます。
この記事では、そんな「ロレックス デイトナ エルプリメロをどこで買えるか、どこで売ってるか」という疑問について、私が調べた情報を分かりやすくまとめました。購入や売却を検討している方の参考になれば嬉しいです。
- エルプリメロ(16520)が買える場所の選択肢
- 購入時の注意点と偽物の回避策
- 高く売るためのチャネルと戦略
- 希少モデル(P番・ブラウンアイ)の価値
デイトナ エルプリメロ どこで買える、どこで売ってる【購入編】
まずは【購入編】です。生産が終了したRef. 16520は、当然ですがロレックスの正規店では新品で買うことはできません。購入の舞台は「二次流通市場」、つまり中古やヴィンテージ品を扱うお店になります。でも、どこで買うかによって、価格も信頼性も大きく変わってくるんです。
どこで買える?ロレックス専門店
「デイトナ エルプリメロ」のような高額なヴィンテージ時計を探すとき、私がまず思い浮かべるのは、やっぱりロレックス専門の中古・ヴィンテージ時計店ですね。東京の中野や銀座、上野あたりには、そういったお店が集まっています。
一番のメリットは、なんといっても「信頼性」と「安心感」かなと思います。専門の鑑定士さんがしっかり真贋鑑定をしているので、偽物を買ってしまうリスクをほぼゼロにできます。
それに、ヴィンテージ品って、同じ「Ref. 16520」でも、1点1点コンディションが違いますよね。文字盤の焼け具合やケースの磨かれ方、ブレスレットの伸びとか…。そういう細かい部分を自分の目で直接確認して、納得した上で買えるのは、実店舗ならではの強みです。
お店のスタッフさんも専門知識が豊富なので、「P番」や「ブラウンアイ」といった希少モデルについて詳しく教えてくれたり、相談に乗ってくれたりするのも心強いです。
オンラインショップも選択肢
もちろん、楽天市場やYahoo!ショッピング、あるいは専門店のオンラインショップで探す方法もあります。全国の在庫を比較できるのは大きなメリットです。ただ、実物を確認できないので、お店の評価や保証内容をしっかりチェックする必要がありますね。
偽物の見分け方と回避策
中古で高額な時計を買うとき、一番の不安は「偽物」、いわゆるスーパーコピーの存在ですよね。最近の偽物は本当に精巧にできているみたいで、プロじゃないと見分けるのが難しいと言われています。
じゃあ、どうすれば偽物を避けられるんでしょうか。
最も確実な回避策は「信頼できる店で買う」こと
結局のところ、これに尽きるかなと思います。先ほど紹介したような、実績のあるロレックス専門店や、評判の良い大手中古販売店を選ぶこと。これが、私たちができる最大の防衛策です。
フリマアプリやネットオークションは、安く買える可能性がある反面、偽物が紛れ込むリスクが他のどこよりも高いです。個人間の取引はトラブルも起きやすいですし、本当に知識に自信がある人以外は、手を出さない方が賢明かもしれません。
知っておきたいセルフチェックポイント
とはいえ、最低限の知識は持っておきたいですよね。私もいくつか調べてみました。
- 価格が異常に安い: 相場より極端に安いものは、まず疑うべきですね。
- 秒針の動き: 本物(Cal. 4030)は滑らかに動く「スイープ運針」ですが、偽物はカクカク動く「ステップ運針」(クォーツ式)のものがあるそうです。
- ロゴや刻印の仕上げ: 王冠マークやベゼルのタキメーターの数字、バックルの刻印などがシャープか、潰れていないか。
- ガラスの王冠マーク: 6時位置のサファイアガラスに、レーザーで王冠の透かし彫りが入っているかもポイントです(年代によりますが)。
自己判断は危険です
これらはあくまで簡易的なチェックポイントです。前述の通り、今の偽物は非常に精巧です。最終的な真贋は、信頼できる専門家やお店に判断してもらうのが一番確実です。
付属品と保証書の重要性
時計を探していると、「箱・保証書(ギャランティ)付き」といった記載をよく見かけます。これ、実はめちゃくちゃ重要です。
なぜなら、Ref. 16520のようなヴィンテージモデルにとって、付属品、特にメーカー発行の保証書は「本物であること」を証明する強力な証拠になるからです。
もちろん、付属品がなくても本物の時計はたくさんありますが、買う側の安心感が全然違いますよね。そして、この安心感は、将来自分が売るときの価格にも直結します。
付属品の有無で価格が数十万円変わることも
箱、保証書、説明書、外したブレスレットのコマなどが揃っている「完品」の状態だと、時計本体のみの場合と比べて、売買価格が数十万円単位で変わることも珍しくないそうです。
買う時は少し高くても、付属品が揃っているものを選んだ方が、資産価値としては賢明な選択と言えるかもしれませんね。
価値が違う「P番」とは
Ref. 16520は1989年頃から2000年頃まで製造されていましたが、実は「どれも同じ」ではありません。製造された年式(シリアルナンバー)によって、ディテールや希少価値が異なるんです。
その中でも特に人気が高いのが、2000年頃に製造された最終シリアルナンバー、通称「P番」と呼ばれるモデルです。
エルプリメロ搭載デイトナの「最終形」ということで、コレクターからの人気が非常に高く、他の年式のモデルと比べてプレミアムな価格で取引されています。
P番の中でもさらに初期・中期・最終ロットなどで細かく分類されるらしく、とても奥が深い世界ですね…。同じ16520を買うなら、こうした「P番」のような付加価値のある個体を探してみるのも面白いかもしれません。
希少な「ブラウンアイ」の価値
Ref. 16520の中でも、「P番」と並んで、あるいはそれ以上に高値で取引されている超希少モデルがあります。それが「ブラウンアイ」(または「パトリッツィ・ダイヤル」)と呼ばれる個体です。
これは、ブラック文字盤のモデルで、3つのインダイヤル(積算計)の外周リング部分が、銀色からキレイな茶色(ブラウン)に変色した個体のことを指します。
この変色は、1994年〜1995年頃(S番やW番シリアル)に集中して見られる現象だそうです。当時は製造上の「欠陥」だったのかもしれませんが、ヴィンテージウォッチの世界では、その偶然生まれた個性が「希少な美しさ」として高く評価されているんです。
同じ変色でも個体によって色合いが微妙に違うらしく、まさに「一点モノ」の価値ですね。通常のモデルと比べて数百万円単位で価格が変わることもある、まさに夢のようなモデルです。
デイトナ エルプリメロ どこで買える、どこで売ってる【売却編】
続いて【売却編】です。もし幸運にもRef. 16520を所有していて、売却を考える場合、「どこで売るか」は「どこで買うか」と同じくらい重要です。「手取り額」「スピード」「手軽さ」のバランスを考えて、最適な方法を選びたいですね。
買取専門店のメリット
Ref. 16520を売却する上で、最も手軽でスピーディーな方法が、ロレックスや高級時計の「専門買取店」に売ることかなと思います。
最大のメリットは、「現金化のスピード」です。専門の鑑定士さんがその場で査定してくれて、金額に納得すれば、早ければその日のうちに現金を受け取れます。
最近は、お店に直接持ち込む「店頭買取」だけでなく、時計を送るだけの「宅配買取」や、自宅に来てもらう「出張買取」など、サービスも多様化していて便利ですよね。
ただし、買取店は買い取った時計を再販売して利益を出す必要があるので、その分のマージンや在庫リスクが差し引かれます。そのため、手取り額は他の方法と比べると少し低くなる傾向があるかもしれません。
一括査定と委託販売の比較
「スピードよりも、とにかく手取り額を最大化したい!」という場合は、買取店への即時売却とは別の戦略が必要になります。
一括査定サービス
これは、一度の申し込みで複数の買取業者に同時に査定してもらい、一番高い金額を提示した業者に売れるサービスです。自分で何軒もお店を回る手間が省けますし、業者間で競争が働くので、普通に1店舗に持ち込むよりも高い査定額が期待できますね。
委託販売サービス
もう一つの方法が「委託販売」です。これは、業者に「買い取ってもらう」のではなく、「販売を代行してもらう」方法です。
お店の店頭やオンラインショップに自分の時計を置いてもらい、売れたら販売価格から手数料を引いた額が支払われます。在庫リスクを業者が負わない分、手数料が買取よりも安く設定されていることが多いです。
時間か、金額か
委託販売は、売れるまで現金化できず、最悪売れ残るリスクもありますが、理論上、最も高い手取り額が期待できます。
一括査定は、委託販売ほどではないにしろ、買取店を回るより効率的に高値を目指せます。
「時間をかけても最高額を狙うか(委託)」、「効率よく高値を狙うか(一括査定)」、自分の状況に合わせて選びたいですね。
後継機116520との違い
2000年、Ref. 16520(エルプリメロ)の後継機として、Ref. 116520が登場しました。この2つ、似ているようで実は決定的な違いがあります。
最大の違いは、もちろん「ムーブメント(機械)」です。
- Ref. 16520: ゼニス社の「エル・プリメロ」をロレックスが改良した「Cal. 4030」を搭載。
- Ref. 116520: ロレックスが初めて完全自社開発したクロノグラフムーブメント「Cal. 4130」を搭載。
技術的には新しいCal. 4130の方が優れている点が多いのですが、時計の価値はそれだけでは決まらないのが面白いところです。
外見上の簡単な見分け方
ムーブメントが違うことで、文字盤のインダイヤルの配置も変わっています。ここで簡単に見分けられますよ。
スモールセコンド(秒針)の位置に注目!
- Ref. 16520 (エルプリメロ): 秒針は9時位置にあります。
- Ref. 116520 (自社ムーブ): 秒針は6時位置にあります。
この「秒針がどこにあるか」を見るのが、一番分かりやすい見分け方ですね。
最新の買取相場と価格動向
Ref. 16520の価格は、まさに「時価」です。株や貴金属のように、世界的な経済状況や需要と供給のバランスで日々変動しています。
私が調べた時点(2025年10月〜11月頃)のデータでは、平均取引価格が470万円〜480万円台で推移しているようでした。これはもちろん、P番やブラウンアイのような希少モデルを除いた、通常モデルの平均だと思います。
それにしても、当時の定価を考えると、とんでもない高騰ぶりですよね…。
これは、エルプリメロ搭載という歴史的な価値と、生産終了による希少性が、「投資対象」としても見られている証拠かなと思います。
価格は常に変動します
ここで紹介した価格は、あくまで私が見た過去の一例に過ぎません。買取相場は、お店の在庫状況や時計のコンディション、付属品の有無によって大きく変わります。
正確な売却価格を知りたい場合は、必ず複数の専門買取店で「今の査定額」を確認するようにしてください。
デイトナ エルプリメロ どこで買える、どこで売ってるかの結論
ここまで、「ロレックス デイトナ エルプリメロ(Ref. 16520)は、どこで買えるか、どこで売ってるか」について、私なりに調べてきたことをまとめてみました。
結論として、この時計は単なる「中古の時計」ではなく、「個体差と希少性によって価値が大きく変動する、ヴィンテージ資産」なんだなと改めて感じました。
購入を考えている方へ
高額な資産だからこそ、「信頼」を最優先するべきだと思います。偽物やトラブルを避けるためにも、多少高くても、ロレックス専門店や、手厚い保証(真贋保証・動作保証)を付けてくれるお店で購入するのが、結果的に一番安心で賢明な選択かなと思います。
売却を考えている方へ
お手元の時計は、あなたが思っている以上に価値がある「ブラウンアイ」や「P番」かもしれません。その価値を見逃さないためにも、リサイクルショップなどではなく、必ずロレックスの専門知識が豊富な鑑定士がいる専門店に相談してください。
そして、手取り額を最大化するために、保証書や箱などの付属品をすべて揃え、「一括査定」や「委託販売」といった戦略的な売却方法を検討するのがベストだと思います。
「ロレックス デイトナ エルプリメロは、どこで買えるか、どこで売ってるか」という問いの答えは、単一の場所ではなく、「自分の目的に合った、最も信頼できるパートナー(お店やサービス)を見極めるプロセス」そのものなのかもしれませんね。
